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子どもが父や母を殺すという痛ましい事件が時として起こります。私たちにはどうしても理解できません。なぜあんな行為が出来るのでしょうか。
実は私たちの行為をコントロールしているのは、私たちが意識している表のこころではなくて、表の意識に上って来ない潜在意識(無意識)だと言われています。
  ですから到底普通の心では考えられない行動をしたりします。奥底の心の思いに突き動かされるのです。
父や母を殺すという行為も、無意識の心に突き動かされてのことなのですね。その無意識にはどんな心が働いているのでしょうか。人間関係を考える上でもとても大切なことのように思えます。


心理学によりますと、私たちがもっとも嫌悪するのは「束縛」だそうです。もともと私たちは肉体に束縛されています。この肉体の束縛から解放されたい衝動が 自殺行為となって現われると言われています。人間の本来的願望は一切の束縛のない自由であり、次いで自我の自由だそうです。
親子という人間関係では、親が子どもの自我を束縛するという世界が非常に起こりやすいのです。この時、子どもは親を殺したくなると言われます。
ハッキリ殺したいとは思わなくても、「両親または片親嫌悪」に陥り、子どもは親に反抗して苦しめて喜ぶようになる・・これが親不孝の子どもの心です。


親の観念で子どもを強く縛った結果です。子どもを「良くしてやろう」「こうしなさい。ああしなさい」と親の観念で子どもの自然な伸びやかな思いを押さえ込むと、こうした反抗の姿を創ります。
中には親に反抗すら出来なくて、自分の心を抑圧し、身体に病気を現したり、精神的な障害を現すにいたる子もいるでしょう。 また、うまく人間関係が築けず社会的な疎外感を持つに至る場合もあるでしょう。


最も悪いのは、精神的に、ヒステリックに、親の心配心で子どもを束縛することです。中には子どもへの心配ではなくて、親の対面上の都合で子どもを束縛する人もいます。子どもの奥底の心は親の全てを見抜いています。
人間関係にとって「自我の自由」「自我の尊重」これほど大切なものはないと言えます。
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